全国的に待機児童が増加とのこと。だから、子ども手当など効果の見えないバラマキに何兆円もつぎ込むのではなく、真に子育て支援となる保育所などのインフラ整備に向けるべきと言っているのに、であります。沼津市は比較的少なく、待機児童は10人~20人程度かと推計しますが、これとて、保護者の立場からは、人口集積地の地区では入りたい近隣の保育所は一杯で、わざわざ離れた保育所に預けているケースも散見されます。日本、地方ともに景気浮揚が叫ばれますが、今後急速に労働生産人口(15歳~65歳人口)が減少し、国内の中小企業の存続が危うい将来を見据え、出産後の女性の就労希望者は社会的にも重要であり、働きやすい環境整備が何よりも肝要です。誰でも出来る思慮のない選挙目当てのバラマキはやめるべし!
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厚生労働省は6日、認可保育所への入所を申し込みながら満員で入ることができない「待機児童」が今年4月1日現在で、前年同期を891人上回る2万6275人になったと発表した。
保育所の定員はこの1年間で2万5809人増えたが、入所を求める親が多く、待機児童数は3年連続で増加した。
都道府県別では、最多が東京の8435人で、次いで神奈川4117人、沖縄1680人など。10県では待機児童が0人だった。
市区町村別では、最多が横浜市の1552人、次いで川崎市1076人、札幌市840人、東京都世田谷区725人、名古屋市598人、仙台市594人など。中でも、前年同期比で札幌市が438人増、川崎市が363人増、横浜市が262人増と目立った。
(2010年9月7日03時06分 読売新聞)