竹島、尖閣諸島問題が大きな外交上の政治課題となっていますが、いつも思うのは中国、韓国のナショナリズムの強さ。中国などは、共産党独裁体制の中で扇動されているところなどもあるかと思いますが、一方で我々日本人が自国の近代史をしっかり理解し、自虐的歴史観から脱却することが肝要です。
そんな折の橋本市長の近現代史施設構想は流石です。このぐらいの政治的意義のある機能を、まさに沼津市の中心市街地への導入として打ち出せたらすごいのですが…
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近現代の日本史を子どもたちが学べる施設の設置構想を大阪市の橋下徹市長が打ち出したのを受け、市が、大阪城近くの市有地に数百億円規模で建設するなどの複数の案を検討していることがわかった。
施設では、竹島や尖閣諸島、従軍慰安婦など、近隣諸国と事実認定や歴史観が分かれる問題を中心に展示・解説する方針で、設置の是非を巡って議論を呼びそうだ。
構想は5月、橋下市長が示した。市は今月1日付でプロジェクトチームを設置し、大阪城公園南側のNHK大阪放送局跡地(中央区、1・3ヘクタール)や中之島地区の市有地(北区、1・6ヘクタール)への整備を検討している。
ただ施設建設には数百億円がかかる見込みで、府立中之島図書館(北区)の転用や、市政改革プランで4館の廃止が決まった男女共同参画センター、全10館が廃止となる市民交流センターなどの活用も想定する。
一方、展示内容については、橋下市長が「竹島、尖閣の問題は必ず入れる。子どもだけでなく国内外の大人も訪れる、日本が誇る施設に」と指示。同チームは靖国神社の戦史展示施設「遊就館」(東京都千代田区)や庶民の暮らしなどを紹介する江戸東京博物館(墨田区)なども参考に検討する。
(2012年8月22日07時21分 読売新聞)