福島県双葉町の皆さんが原発事故被害で避難生活を送っている白河市の仮設住宅を訪問してきました。約100名、平均年齢70歳の皆さんが2年以上に渡り生活…
中央が、ここの自治会長を務めている谷さん。右が今回の支援活動の中心、沼津グルメ街道振興会の渡辺会長。
朝5時に沼津出発、約400kmを走行して予定通り10時着でしたが、皆さんお待ちかねで、すぐに西伊豆しおかつおうどんと、沼津名産ひものを準備して提供…
集会所に集まった皆さんは、口ぐちに美味しいを連発!笑顔が溢れていました…
しかしながら、いろいろとお話しを聞いてみると、そもそも双葉町は海に隣接していて海産物が豊富だったものを、避難生活となってからは近くのスーパーには良い魚が少なく、買う気にならず、仮設では料理をする気にもならず、魚を焼くなどせず…震災以来久々の美味しい焼き魚を食べたとの声が…
また、今回のように、みんなで集まって食事をすることなどなく、とても嬉しいとの声。これは、高齢者ばかりで、そのような行事、イベント、食事会のような段取りを組むことが難しいことによる様ですが…日常はそれぞれが自分で食事をつくり、個々に(寂しく)済ませているとのことでした…
何度も現地に入っている岩手県、宮城県と異なり、やはり原発事故避難の皆さんは将来が全く不透明で、精神面の苦労がより大きいと痛感しました(実際に体調を崩して不本意にも亡くなっていく方々が出ています)。すでに2年半も自分の家に帰れず、帰宅困難区域にもなってしまっている現状では、保障を含めた抜本的な打開策を早急に国、東電が成すべきと思います。
私たちの出来ることは、可能な範囲で継続的な支援の手を差し延べること…今回も、お年寄りの憩いスペースを運営している「陽だまり」の遠藤さんが自主バザーを行って頂き、約6万円の義援金を託して頂きました。
また、編み物教室の先生をやってこられた85歳の女性からは、寒くなる福島の皆さんのために、手編みの毛糸の椅子クッションをたくさん託されました…素晴らしいことです!