市長および市当局による平成27年度予算案が先週内示されました。「ぬまづの魅力創生予算」と銘打たれ、内容はいつもの3部構成で、Ⅰ、魅力と活力に溢れ賑わいに満ちたまち、Ⅱ、環境に優しく安全安心を実感できるまち、Ⅲ、元気でいきいきと暮らせるまち。
ちなみに、政治課題となっている千本への築山整備は26年度実行できなかったので27年度に4000万円繰越、西浦地区に設置推進と市長が言い張るものの地元が反対を表明している人と動物の共生未来センターは市有地の契約証書作成費用のみ計上、5年後にオープン予定とする「ららぽーと沼津」関連では都市計画決定のための委託費300万円と隣接する金岡浮島線整備2億6400万円…
また、昨年より保護者サイドから自分に要望が寄せられ当局と調整してきた香貫小の放課後児童クラブ問題(=定員45名に対し70名以上希望)は、近隣の老人福祉施設の空き部屋を借用出来ることとなり、ギリギリで2クラブ化が実現、全員漏れることなく受け入れが決定。
「Ⅰ、魅力と活力…」で特徴的なのは、①戸田地区の活性化を目指す「くるら戸田」のオープンで指定管理業務に4220万円(建設費は約15億円)。②新市民体育館建設に向け香陵公園埋蔵文化財調査に9600万円。③町方町アーケード名店街再開発事業支援1億2870万円、④新貨物駅用地取得費として13億6290万円、⑤28年3月開通の愛鷹PAスマートIC、翌年の駿河湾沼津スマートIC設置9億1540万円など。
「Ⅱ、環境に優しく…」では、①既存建築物耐震化補助など1億2520万円、②28年度より沼津市、伊東市、東伊豆町、清水町、田方の5消防本部統合に向けたシステム整備24億7530万円(含他市町)、③西部地域の災害拠点施設として西分署・原分署統合し新庁舎整備2億4600万円、④小中学校大規模改修:原小、片浜中、第2中に5億1450万円、⑤岡宮北土地区画整理事業7億1100万円、⑥市営八重団地建設工事30棟7億6100万円、⑦最終処分場延命に向け焼却灰などを外部委託処理3億8000万円。
「Ⅲ、元気でいきいき…」では、①市内初となる認定こども園片浜桜施設整備補助1億3700万円、②放課後児童クラブ運営1億5750万円(香貫小児童クラブ2クラス化実現)、③保育所施設給付22億7000万円、④障害福祉自立支援・訓練等給付費30億5000万円、⑤生活保護扶助費など46億1700万円。
これら一般会計の予算合計は710億円(対前年+0.5%)。その他、特別会計、企業会計を合わせると1440億円となります。議会は今週6日より本格スタートし3月16日までの会期、主にこれら新年度予算の審査を実施していきます。市民ひとり当り負担約17万円の市民税の使途をしっかりチェック!