雑誌に「明日の客がつかめないPOSシステムのワナ」なんてショート記事が載っていました。POS=販売時点情報管理であり、コンビニなど小売・流通業はみんなこのシステムを取り入れており、データ化して売れ筋商品を絞り込み、販売の効率化を図っています。ところが、問題は、これはあくまで「今」の客。将来の客、本当に欲しいターゲットの客のニーズというわけではないのが「ワナ」。最近のホームセンターでは、50歳代以上の顧客が60%以上を占めるそうだが、企業、商品によっては20~40代の若いファミリー層に照準を絞りたいケースも多い。ここから先は、それぞれの企業のマーケティング力になるわけだが、「今」だけを見ていると、「将来」が見えない、わからない典型事例かもしれません。当市も都市計画である駅周辺整備&鉄道高架事業が問題になっていますが、沼津の将来を見据え、若い世代のニーズを捉えた見方を冷静にする一面も必要だと思います。若い連中からは、リスクを心配する声ももちろん聞こえますが、「こんな萎んでいく沼津は嫌、寂しい!」との声も多く聞かれます。だからこそ、現状を認識した客観的な判断をすることが一番大事だと思います。