先日の一般質問において、本年J3初年度でリーグ3位の好成績を残し、本来であればJ2昇格を狙える力のあるアスルクラロ沼津への市の支援についての質問が同僚議員からありました。
以前のブログでも書きましたが、J2昇格となる要件を整理しますと…
1)J3リーグ戦で上位2位に入ること
2)スタジアム等施設に対する以下基準をクリアすること
①スタジアムの入場可能人員がリーグの規定(J1は15,000人、J2は10,000人)を上回っていること←A基準②スタジアムの観客数1,000名あたり、洋式トイレ5台以上、男性用小便器8台以上を備えていること←B基準③スタジアムに観客席の3分の1以上(B基準)または観客席すべて(C基準)を覆う屋根を備えること④クラブが年間を通じて使用できる天然芝もしくは人工芝のピッチ1面・屋内トレーニング施設・クラブハウス・メディカルルームがあること←A基準
なお、上記内容中のA~C基準ですが、
A等級はライセンス交付には絶対不可欠であり、
B等級はライセンス交付には必須となっておるが、それを理由にライセンスを失うまでにはならず制裁が科せられる、そしてC等級は将来的に必須になる可能性のあるもの、と分けられているものです。
現時点では、ホームである愛鷹運動公園は上記基準を満たしておらず、来年以降の対応方針が問われたわけですが、施設管理者は静岡県であることから、沼津市としては静岡県と早急に協議していく必要があり、今回の質問では、それに対し何ら市長が動きを見せて来なかったことを追求されました。
これを受け、一昨日の所管委員会では、市よりアスルのホームスタジアム整備に関する検討会を関係者と立ち上げ、それに対する財政措置を行うとの報告があった模様。
愛鷹運動を改修対応するにしても、現時点でこの程度の状況ですから2~3年は掛かると思います。早急な政治判断が必要ですね!