昨日でで丸5年を迎えた小泉純一郎首相について、メディアが様々な論評を載せていますが、総じて評価している姿勢が見受けられます。その中で毎日新聞が3つの特徴をあげています。ひとつは、躊躇(ちゅうちょ)なく抵抗勢力を切り捨てる「非情さ」。ふたつめは衆院解散など勝負をかけては成功する「強運」。そして、3つめは批判に動ぜず民間出身の竹中平蔵総務相(現参院議員)を登用し続ける「独特の人事」。これらを駆使して、時に北朝鮮訪問など「サプライズ」を絡ませながら長期政権を維持してきたとしています。彼のテーマは政治「改革」だったと思いますが、世の中を変えたり、旧態依然とした体制を脱却させたりするには3つとも必須なことだと思います。中途半端な姿勢や舵取りではなんら従来のしがらみを切れず、変革は不可能。ポイントは、その場面ごとには様々な批判もありましたが、きちんと結果を出して、国民が支持しているということでしょう。まさに、これからリーダーとして社会や企業、組織を牽引していく人には小泉ケースは大変参考になるのではないでしょうか。