今日は東京で「都市経営セミナー」主催による「豊かさとゆとりを体感できるまちづくり~団塊パワーの可能性を引き出す」と題した講演会に行ってきました。700万人とも言われる団塊世代の大量退職時代を迎え、地方自治体としての受入や対応について様々な議論を呼んでいます。基調講演は、辣腕弁護士として有名であり、「新しいふれあい社会の創造」を目指す「さわやか福祉財団」理事長の堀田力氏。自治体などは、団塊世代のボランティアなどでの社会参加を期待しがちだが、彼らはまだまだ働けると考えており、NPOやボランティアには興味薄く、スキルを生かせてお金になることを優先するだろうと断言。しかし、現実的には、働き口は少ないだろうし、仕事オンリーで人生を歩んできたため、仕事以外での友達、趣味がないことから、必然的に社会参加したがってくる可能性もあり。能力や前向きなやる気はある世代なので、いかに知恵を出して取り込むかが課題、とのことでした。
この他にも講演、パネルディスカッションがありましたが、各論的、部分的に取り込むような事例報告はありましたが、団塊世代の今後のライフスタイルや価値観の本質に迫る話はなかったのが残念。それだけ、まだまだ予測のつかない難しい課題なのでしょうか…??