今回の議案説明が昨日の本会議で行われましたが、議案として特長のあるものは、既に新聞報道にもあった「沼津市における廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正」。これは、いわゆる市民が各ゴミステーションに出す故紙、カン、金属などの資源ゴミの持ち去りが昨今問題となっており、また、この資源ゴミの処分による収益が各自治会に還元されていることから、その対策が求められていたことによるものであり、罰則規定も盛り込んでの持ち去り禁止を条例化します(違反者は五万円以下の過料)。前期の任期中、現在引退された議員さんが、何度も本会議などにてその法的な解釈や適正な措置の執行を当局に求めていましたが、それが実を結んだということでしょうか。その他の議案では、「沼津市高齢者就業センター条例の制定」。これは、現在の千本プラザとなりにある社会福祉会館の機能が、今年オープンする日ノ出町の「ぬまづ健康福祉プラザ」に移管されることもあり、その後に新たな高齢者向けの就業支援センターを設け、技能講習、就業情報などの提供を行うことを条例化。これから団塊世代の大量退職も始まり、ますます高齢者の労働力が社会を支えていくこの時代に、有効な施設となることを期待します。