公園拠点に街の良さ発信 沼津の男性4人奮闘
2009/12/18(静岡新聞)
笑顔になれる大好きな“公園”を―。沼津市の男性4人でつくる「numazoo(ぬまずー)」が今年3月から月1回、公園を拠点とした街づくり活動を始めた。商店街の空洞化など暗い話題が続く沼津市の中心市街地を市民目線で盛り上げようと奮闘する。目指すは米ニューヨーク市のセントラルパークだ。
JR沼津駅から南へ約400メートルに位置する沼津中央公園。いつもは閑散とした公園は毎月第4土曜日、約10の団体や個人が開く日よけパラソル(傘)で華やぐ。
バスケットボールを使って大道芸を披露する高校生や昔の新聞を広げ沼津に関するうんちくを語る弁士、フラワーアレンジメント教室など地元の「すごい人」や「魅力ある店」の周りに人だかりができる。しゃぼん玉や地面の落書きで遊ぶ子どもの姿もあり、緩やかな時間が流れる。
地元の老舗店や隠れた名店を1枚ごとに収めた約20種の手作りのポストカードも無料で配布され、しゃれた写真と粋な店選びが好評だ。
numazooは昨年秋、インターネット上で沼津近郊の店舗、イベント情報を発信していた青年らが集って発足した。飯田理一朗代表(33)は「ブログを現実の世界で具現化した形」と説明し、「魅力ある店や人材が多いのに存在が埋もれていた。公園を情報交換や交流の場にして街の良さを再発見してほしい」と力を込める。
地元住民が継続的に参加できる無理のない運営が信条。取り決めは少ない。開催は月1回、参加・入場は無料で、出展者の参加・不参加も自由で毎月顔ぶれも変わる。これまで9回の開催を経て出展者、来場者も口コミで徐々に増え、メンバーも手応えを感じている。
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2年ほど前までは月1回、音楽ライブとフリーマーケットのコラボで「狩野川楽市」が開かれていました。趣旨はNumazooと一緒。NPOしずおかセラピードッグサポートクラブとして毎回自分も参加していました。中心市街地の回遊顧客が激減している昨今、なかなか集客は難しいと感じたものですが、継続は力なりで一定のファンは増えて行くものだと感じました。こうした地道なイベントが大事なんですね。自分もまた参加したくなってきました!