高木孝市自治会連合会長などが有権者の署名を集め直接請求した市議会議員定数削減への直接請求は本会議に先立ち、各会派委員から成る議員運営委員会で否決することに決したとのこと。34名から21名への削減案であったため、全員が反対となったものと推察しますが、一時は収斂しそうだった28名への削減案であったら、微妙な結果だったかもしれません。いずれにしても、結果的に何の改善も成されなかったわけで、このまま、有権者の3分の1以上の署名が必要な議会の解散請求等が今後なければ、前回同様の34名の定員で選挙が行われることになります。デフレ&最悪の経済状況が変わらない現状では、どんな根拠があるにせよ、全国的に日々の活動成果の見えにくい地方議員の削減による行政コスト縮減に賛同する有権者は多いと思います。是非とも、各議員は、今回の一件についての個々の考え方を明確に有権者に説明して欲しいと思います。それさえも公にならない(ブログなどの活用によって)状況では、何ら説得力ないですね。みなさんはいかがお考えでしょうか??
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定数削減案否決へ 沼津市議会議運が全会一致
03/21 07:59 静岡新聞
沼津市議会運営委員会は20日、直接請求を受け追加上程された同市の議員定数(34)を21に削減する市議員定数条例改正案を審議し、全会一致で否決すべきものと決めた。議案は23日の最終本会議で採決される。
委員は議会運営の制限や顔ぶれの固定化、「市民の声を届けられなくなる恐れがある」などと反対理由を述べた。削減そのものに賛意を示す委員もいたが、13人減らす同案に対して「あまりに大幅」と懸念を示し、「28人が適正規模」と主張する意見も複数あった。
代表請求人として意見陳述に立った高木孝市自治会連合会長は「政策立案など専門的機能を果たせる、一定レベル以上の少数精鋭の議会が必要」と理由を示し、「自治会の要望や市長と語る会、パブリックコメントなどでも声は届けられる。委員会を統合するなど工夫をし、緊張感のある議会を目指すべき」と加えた。