昨晩は、沼津市民大学講座の2回目、国際セラピードッグ協会代表の大木トオル氏による講演が、図書館視聴覚ルームが200人満席で埋まる中、行われました。
NPOのサポートクラブのスタッフとして自分達も参加、聴講しました。大木先生の話は以前にも聞いていましたが、今回も涙を流さずにはいられず、会場もウルルンの雰囲気に包まれていました。
感動を呼ぶのは、捨て犬で人間に殺される寸前だった「チロリ」たちセラピードッグが、老人福祉施設で入居者に対し一途な、献身的な活動をしている姿と、それにより生きる力を与えられ、身体機能を回復したり、認知症が和らいだり、延命を図れたりしている入居者の姿。
施設に入れっぱなしで家族の訪問もない現実と、臨終を迎える最後まで、「チロリ」に会いたい、と望むお年寄りの姿のスライドは、大きな現代社会へのアンチテーゼといえるでしょう。
今年の沼津燦々大使となり、来る8月7日沼津サマーガーデンでライブコンサートを行って頂く大木氏は、今日沼津市長を表敬訪問され、子供たちの教育と福祉の両面からセラピードッグの必要性を話していかれましたが、市長はいかがお感じになったでしょうか‥??
ファルマバレー構想があり、ウェルネス(心身の健全な状態)環境の創出がテーマとなる東部において、ひとつの具体的施策として取り入れたいものです。