福岡市議会の木村幾久議員(58)=社民、早良区選出=が、2009年度の政務調査費で推理小説や観光ガイド本などを購入していたことが朝日新聞の取材で分かったとのこと。木村氏は「以前から政務調査に関係ない本を買っていた。市民に申し訳ない」と話し、来春の市議選の立候補を取りやめる意向を明らかにしたそうです。
政務調査費は給与とは別に議員ひとりあたりに支給されるもので、その自治体により支給額は異なりますが、沼津市議会は月当たり4万円、年間48万円、政令市の福岡市ならば月に10数万円にのぼるものと思われます。県議会議員になると、これが一気に月当たり50万円近くに。
使途については、政務に関することであれば各会派や議員の裁量に任されており、会派などでは半分くらいをプールして各種視察費用などに充て、残りを各議員の個人使途にあてているケースが多いものと思います。
政務調査費の使途については、近年厳しい目が向けられ、静岡県議会などもこれまで領収書等での報告がなかった(!)ものが領収書含め公開となるなど変化してきていますが、まだまだ詳細の監査が適正に行われているかについてはマチマチだと思います。
杜撰な使い方がないように、更なる情報公開が求められています!