自動車部品メーカー、ユーシンが社長を募集しています。大企業では珍しいことですが、創業者経営の限界に直面しての賢明な判断かもしれません。実はこの経営者の後継者問題は日本経済では深刻で、中小企業の8割以上が後継者がいない(決まっていない)という調査結果があったかと思います、沼津市も中小企業が多いのですが、地域経済維持のためにも、真剣に後継者問題に取り組む必要があります。
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東証1部上場の自動車部品メーカー、ユーシンが、新聞広告を通じて社長を公募することを明らかにした。
条件は、1.30~40代、2.英語が堪能、3.優れた経営手腕を備えている、4.365日世界を駆け回る人物という。待遇は年収3500万円以上となる見込み。
上場企業が新聞広告を通じて社長を募集するのは極めて異例だが、いまの会社で才能を発揮できていない社員には、一気に社長の立場を手に入れるチャンスかもしれない。
ユーシンは今後のグローバル展開に英語力が不可欠だが、現在の幹部に適任がいないという。
このためな英語力を備えた30~40代を広く募集する。
募集は8月10日までで約1カ月かけて選考し、10月に採用。
来年2月に取締役に就任し、平成23年11月期中に社長に昇格する段取りという。
なお、現在の田辺耕二社長は健康に不安があるため23年11月期中に退任し、その後は会長か顧問に就任するという。田辺社長は14日、採用する社長の待遇は年収3500万円以上との考えを示した。