人口比でのいじめ件数で熊本県が全国最多とのこと。しかしながら、このような調査はその調査方法も含め、どこまで実態を把握しているか疑問。それはさておき、最近では、言葉の暴力による「いじめ」が陰湿であり、信じられないような暴言を日常的にクラスメートに吐く子どもが増加しているのだと小学生の子どもたちから聞かされた。不登校児童の多くはこのことが原因。
やらなけらばいけないのは、家庭および教育現場での心の教育、道徳教育だと思う。現状では教科学習に忙しくそれらに費やされる時間は本当に少ない。「心」のない頭でっかちな子どもばかりが増殖して国の未来はない。子どもは国の宝であること、日本の10年、20年後の社会の姿であることを念頭に、今こそ教育改革を進めていきたい。
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人口比いじめ件数、熊本県が2年連続全国最多
文部科学省が14日に公表した児童・生徒の問題行動などの調査で、熊本県内の小中学校、高校などで2009年度に確認されたいじめの件数は6389件と、前年度から627件減少したことがわかった。
ただ、認知件数は人口比で2年連続全国最多となった。
県教委は「早期発見を指導しており、丁寧に子どもを見ている表れだろう」としている。
文科省が毎年実施している全国調査で、県内では公立の小学校435校、中学校185校、高校63校、特別支援学校17校が対象。
いじめの件数の内訳は▽小学校4421件(前年度比183件減)▽中学校1367件(同311件減)▽高校570件(同128件減)▽特別支援学校31件(同5件減)で、全般的に減少した。
県は「いじめは誰でも起こりうる」との意識で、06年度から、いじめに関する無記名アンケートを実施したり、いじめ根絶月間を設けたりして発見と早期対応に力を入れており、いじめ解消率は97・1%と前年度より2・1ポイント上がり、全国平均(79・5%)を大幅に上回った。
(2010年9月16日08時44分 読売新聞)