愛知県一宮市にある老人介護施設「あうん」を訪問しました。ここは、通常の老人福祉施設と異なり、理事長がアニマルセラピーの効果に注目して500坪以上ありそうな動物園を施設に併設。
小型馬のポニー2頭、羊5頭、ヤギ2頭、その他、うさぎ、にわとり、モルモットなどがいて、これに、専属の飼育員が2名常駐。2年前より、動物介在福祉士を1名雇い、犬の動物介在療法も検討中とのこと。これは、相当気合の入った理事長さんです(残念ながらお会いできませんでしたが‥)。想像するに、これに掛かる経費は軽く年間1000万以上でしょう。
自分もよく沼津市内の老人施設を訪れますが、認知症の方が多いフロアなどは、することもなくボーっとして時間を過ごし、目の輝きも全く無い方を多く目にし、とても辛い気持ちになりますが、この施設では、常に動物と接する機会があることから、喜怒哀楽も生まれるようで、他にない明るく活気のある施設との印象を受けました。
こんな面白いところなので、近所の幼稚園児たちが定期的に訪問、動物と遊んだり、老人達とコミュニケーションを交わしたりしているそうです。一挙両得!
入居者の立場に立ち、心や精神状態を良好に保つための大きなサービス精神、これが福祉・介護の大前提だと思います。星5つ!

