林英臣政経塾の同期塾生である小野氏のご招聘により、幕末史に大きな軌跡を残す雄藩だった会津藩の会津若松市を訪問してきました。会津藩と言えば、江戸時代に藩士の教育にとても力を入れ、全国300藩校の中でも規模内容ともに随一と謳われた会津藩校「日新館」が有名。戊辰戦争によりかつての日新館は焼失してしまいましたが、昭和62年に当時の規模そのままに復元されています。


日新館として有名なのが当時6歳~9歳の子どもたちに徹底的に教えこませた「什の掟」。

このうち、7つめの「戸外で婦人(おんな)と言葉を交えてはなりませぬ」が特徴的で、毅然とした武士のあり方からの掟かと思いますが、男女共生の現代では違和感あり??ちなみに現在はこれを基にした「あいづっこ宣言」が定められ、市内各所に掲示もされていますが、7番は有りません!

中に入ると当時の様子が再現されていますが、主に論語などの東洋思想・哲学の素読から、神道、皇学、和学、書学、礼式、茶道、数学、天文、医学など幅広い学問を修めていたようです。スゴい!!

大成殿もあり、東洋哲学の神様と言える孔子様を崇めた孔子像が安置されています。

また、日本でたぶん初であっただろう水練のためのプールもあり

藩づくりは人づくりであるとのビジョンを当時高いレベルで実践していた雄藩の政治政策を体得させて頂きました。
さてさて、昼食は首都圏からも多くの観光客を集めている「大内宿」へ。江戸時代からそのままの瓦葺き屋根住居が建ち並んでいます。ここの名物が「ねぎ蕎麦」で、箸の代わりにネギが一本ついてきて、これで蕎麦を食しながら、薬味としてネギをかじっちゃいます!これがとても美味い!



隣接する小高い丘からの眺めは絶景です。

その後、伊佐須美神社、国宝の薬師三尊のある勝常寺などを巡り、東山温泉の宿へ。宿の粋な計らいで、会津ゆかりの「荒城の月」の舞を芸子さんに踊って頂いた後、深夜まで日本再生、地域再生に向けた徹底討論…!(続く)