最近世間を騒がせている日本道路公団発注の鋼鉄製橋梁工事の入札談合事件で、とうとう元理事などが逮捕され、道路公団も含めた組織ぐるみでの談合の実態が明らかになりつつあります。
この公金を公金と思わない道路公団の体質、私利私欲しか頭にない職員や関係企業は、全く国民を馬鹿にしたものであり、断固として許されるものではありません。
そんなことして、平成の一大オブジェと揶揄されている第2東名の巨大かつ巨額の橋げたが作られているのかと思うと、やりきれない気持ちになります。
さて、郵政民営化法案の参議院審議が今日からスタートしました。賛否両論ありますが、自分は基本的な流れとして民営化すべきと思います。
この真意は、230兆円に上る郵政資金から拠出されている財政投融資の資金、これが例えば道路公団に闇雲に流れているわけですが、この流れを分割、株式会社化することにより透明性と責任を持たせることがそのひとつです。
700兆円以上の債務を抱える破綻寸前の国家財政の建て直しに、抜本的な対策が成されない問題先送り体質の中、小泉首相はそのひとつの切り口として、本法案を成立させようとしていると理解しています。
もちろん、郵便局のサービス維持は当然のこと、そんな次元ではないこの意義をよく考えてから賛否を明確にすべきだと思います。この国の将来のために改革は絶対必要!