鹿児島県阿久根市の出直し市長選が昨日行われ、864票差で竹原氏が敗れる結果に。これまでの竹原流のやり方に反発の強かった職員組合などの力が強かったとのことですが、一方で、人口5万人程度で財政が逼迫している阿久根市では、大胆な行財政改革が必要であり、この点では、政治経験ゼロの新市長に何が出来るのかが今後の大きな課題。既得権益を守る勢力の言いなりになり、改革が成されないのであれば、住民感情からは、再度竹原流への揺り戻しが起こることでしょう。今後も要ウォッチです!
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16日の投開票で3選を目指した前市長・竹原信一さん(51)は敗れ、市長解職請求(リコール)運動を進めた新人の西平良将さん(37)が当選した。
「西平氏にではなく、市職員組合に負けた。今回の選挙は彼らの力が大きかった」。竹原さんは憮然(ぶぜん)とした表情で敗戦の弁を語った。最大の焦点になった専決処分に関する質問に「報道が選挙結果に影響した」などと批判を繰り返したが、「政治家を続けていくのか」との質問には「分からない」と述べ、約6分で記者会見を打ち切った。
竹原さんは昨年12月の住民投票で失職後も、バイクで市全域を回り、一人でチラシ約9000部を配った。告示後は「自分のファンばかりに訴えても意味がない」と集会はほとんど行わず、選挙カーで市内を回って、公務員の厚遇批判などを展開。「改革ができるのは私だけ」と訴えたが、市政の混乱を招いた代償は大きかった。(2011年1月16日22時13分 読売新聞)