先週末に、がんセンターにて静岡がん会議が開催され、全国から関係者が集まりました。テーマは「医療健康産業クラスターの構築に向けて」。
セッション1では、国の施策動向について、として、「今後の地域イノベーション創出に向けた取組」や「医療機器産業に関する施策の現状と今後の方向性について」などの専門的な講演が行われました。
現在、医療、健康産業において、医療・福祉サービスの国民総医療費は34兆円、薬剤・医療機器生産は8兆円にもなります。
この伸張していく医療産業分野の企業集積をいかに静岡県東部に集積を計るかが今回のテーマであり、
地元企業も含めた受け皿戦略の構築と一層の推進が急務であります。
企業の撤退、縮小が相次ぎ、雇用環境が年々厳しくなる沼津市ですが、
この分野の取り込みを図れるように、地元企業への情報提供や勉強会の開催、更にはネットワーク化(=ビジネスマッチング)の推進を計っていきたいと思います。
千本プラザで行われていた福祉機器展も見学。
様々な見たことないような機器まで展示されていました。ピカ1だったのは、手足が動かない肢体不自由な方のためのアームロボット。自分の意志や力で動かない腕や手を、装着したロボットアームが動かそうとする筋肉や神経の兆候を感知してそのとおりに動くという優れもの!
まだまだ本格的な実用化には壁があるようですが、是非普及させてあげたいものです。
ちなみに、現状では月刊リース料が15万円!(写真がなくてすみません…)
この車椅子はなんとカーボン製のため、片手で軽く持ち上がる超軽量4kg!自分も乗りましたが、かなり速く乗る(走る)ことが出来ます。1台75万円なり!この他、電動アシスト車椅子もあり。坂道の登りなど人力では不可能ですが、とても楽に上がれました!
この数年で、福祉機器はかなり進化してきたとのことですが、採算性の問題もあり、新規開発のモノは値段がかなり高いという印象が残りました。
障がいを持つ方々の日常生活支援のためにも、こうゆう分野には更なる的確な補助制度を国、行政が完備する必要があります!