東北関東大震災が発生してからほぼ1週間が経過。真冬なみの厳しい天候の下、多くのの避難民の皆さんの生活がとても心配です。体育館などの屋内施設に入れた方々は良い方ですが、それでも底冷えのする体育館の床に布団なしで寝るのは床の冷たさがキツく、高齢者の皆さんなどは体調を崩してしまいがちです。
写真は、新潟県中越地震の際にボランティア救援に駆けつけた際、山古志村の避難民のみなさんを収容した長岡高校の体育館の様子。ここで、自分は事務局を担当。
11月でしたから、既にかなり寒かったのですが、お年寄りなどは夜中でもトイレに行く方が多く、その都度危ないので介助が必要。体育館に雑魚寝なわけですが、プライバシーも全くないので、落ち着かず…多くの皆さんから間仕切りが欲しいと言われ、ダンボールを工夫して作ったりもしました。
当たり前ですが、体調管理の面では温かい食事を採れることが大事。パンやおにぎり、缶詰類ばかりでは必ず体調を崩してしまいます。長岡高校の避難所は恵まれていて、震災から数日で自衛隊の炊事班が到着。
各避難所では、情報が乏しく錯綜し、また様々な人が集まっている中で、事務局の役割は大変重要。山古志村の職員の方1名と自分で切り盛りしましたが、明確な運営ルール、マニュアル作りを行う必要性を強く感じ、その場の状況を把握して、自分で作りました。
体育館などの屋内避難所に入れる人は幸せで、多くは屋外での避難生活を強いられます。写真は自衛隊の三角テントで避難生活を送る様子。暖房や布団、灯りなど、もちろんありません!
救援物資は全国各地から届きますが、実態はそれを仕分けする手間もなく、ただただ山積みされて、貴重な体育館を埋めてしまうだけ。食料などは腐ってしまいます。民間の宅配業者などが仕事だからと無理矢理押しよせ、交通網が乏しいなかで渋滞を生んでしまい、本来の救助や必要な物資が届かなかったり…
やはり現地のニーズ、タイミングにあった公的な物資コントロールが必要です。また、現地のニーズで使える現金の支援が一番です!
以上のような経験もあり、とにかく現地支援に駆けつけたいところですが、今のところボランティア救援に行くルートがなく、今は、こちらで出来ることをして側面支援に徹したいと思います…!