衆議院で菅首相が退陣の条件のひとつとしていた再生エネルギー法案が衆議院を通過した模様。
今後、具体的にどのような施策で普及に務め、電力会社の買い取り制度の再構築を含めた法整備をしていくかが重要ですが、そこで気になったのが、昨年度に沼津市民の間でも疑惑を生んだ市内小中学校へのソーラーパネル設置事業。
直接見たことが無かったので、第5小学校、第5中学校の状況を確認してきました。
5小では校舎屋上一面にフラットに敷き詰められ…但し、集光部分はパネル形状でなく、蛍光菅のような円筒状。これが、あのコストの高い米国ソリンドラ社製品…。

そして、設置は確かに屋上面に固定しておらず、浮き上がり防止のバーが張り巡らされ…

しかし、見回してみると、すべての校舎全部に設置されているのではなく、1棟のみ設置でまだ余地あり。
これですべての校内電力は賄えていないとのことですから、どうせならもっと張ればよかった??
ちなみに、5中の屋根は傾斜のあるペントルーフ型のため、京セラ製のパネルが南面に設置されているのみ。
今後は再生エネルギー活用が加速するので、更なる拡張の可能性もありますが、地震避難対策との兼ね合いもあり、屋上活用は地区ごとに整理する必要があります。
しかし、現状、停電時には電気を変換するコンデンサーも切れてしまうことから、地震災害時にはほぼ使えないのは問題。せっかく設置したのだから、今後は当然考えるべきと思います。