林英臣政経塾政治家天命講座11月例会に出席。今回は江戸初期に会津の儒学者であり兵学者であった「山鹿素行の教え」と、江戸中期に鍋島藩士山本常朝(やまもとつねとも)の談話を田代陳基(たしろつらもと)が筆録した武士の修養書「葉隠(はがくれ)」について。
中でも山鹿素行の教えは、現代の政治家への示唆に通じるものが多々あります。
「愚将は小敵を大にす」は、ダメなトップが上に立つと、どうでもない(小さな)問題が大問題に発展することを戒めたもので、昨今の混迷する沖縄問題を引き起こした鳩山前首相が連想されます。
「大丈夫唯だ今日一日の用を以て極と為すべき也」は、今日を大事に、今出来ることをやれ、それが将来につながる、の意ですが、大きな目標を成就させるには、日々の一歩一歩が肝心であり、また林塾長の述べられた人を観る尺度として、「ひとつひとつ積み上げ努力している人間か」は、自分自身肝に銘じたいと思いますし、この教えのもと、林塾では人生プログラムを各自設定しています。
「人君は、人を知るを以てつとめとす」は、人の心を知る、すなわち人情の機微をつかむと共に、そのためには損得を超えて真剣に取り組む姿が必要であることを示しています。
その他、多々教えがありますが、これらをしっかりと腹におとして取り組んで参ります!