月曜日~火曜日と富士市のロゼシアターにて、日本コンベンション研究会による国際観光コンベンションフォーラム2011なるものが開催され、参加してきました。
基調講演では「観光・MICEビジネスの課題と展望」として、米国某大学観光学部の教授が統計学・マーケティングを交えて講演されたり、分科会では「地域から発信とおもてなし」としてテーブルミーティングが行われたり…
しかしながら、全般的に研究者の講師が多かったせいか、学術的視点からの論文発表みたいな内容が多く、如何にMICE誘致を地方都市で戦略的に進めるかの具体的な掘り下げの視点にかけていたのは残念でした。
その中でも秀逸だったのは、富士宮焼きそば学会の渡辺会長。富士宮の地元B級グルメだった焼きそばを500億円の経済効果を生み出すまでに育てた戦略は凄い!やはり現場で試行錯誤を繰り返し、誘客を実現させた戦術、パワーにこそ学ぶべきもの多し、でありました。
特に強調していたのが、メディアを意識した戦略であり、渡辺さんはダジャレの天才とも言われてますが、ユニークなネーミングとプロモーションでメディアの注目を集め、無料で広報してもらう、話題性を喚起させることに注力してきたという点は、実際のネーミング事例を見てもうなずける(笑える!)ものでした。
まちづくりや誘客には様々な要素がありますが、面白そうなユニーク性を如何に出すか、来たいと思わせられるか、などは原点の要素であると思います!