先週土曜日に熱海にて第3回目となる東部MICE振興議員ネットワークの勉強会を開催しました。
今回は、熱海の齋藤市長様による「熱海の観光戦略」と、日本でコンベンション誘致・運営No.1の(株)コングレ・鈴木執行役員様による「コンベンション誘致と施設運営について」のご講演を頂きました。
現在2期目となる齋藤市長のお話では、高齢化率39%、観光宿泊客数がピーク時の530万人から280万人にまで減少という厳しい経済状況、財政状況から、徹底的な行政改革を行い、熱海の宝を磨き、昔の良さを取り戻し、現代の湯治場として再生させたいとのビジョンが示されました。
具体的には、市長給与を30%削減、これに併せ職員給与8%削減、下水、上水道、国保、介護等の値上げを実施。
また、これまで何十年も手が入らなかった熱海・梅園を3年掛けてリニューアルを行い、日本1の早咲きの梅と桜で売っていく戦略を構築したことなどが紹介されました。
今後は民間の力をより発揮させ、地域経済の活性化を図っていくとともに、「稼ぐ」市役所を目指し、MICEを含む観光に力を入れていくとのことでした。
市長からは著書も頂きましたが、明確な志とビジョンのもと奮闘している48歳の同年代市長には大変共感致しました!

また、コングレの鈴木様からは、コンベンション施設が出来た後の誘致、営業活動がいかに重要かのお話があり、その中でもやはり医学系誘致を目指すことが開催件数も多く、予算規模もあることから妥当な戦略であろうとのこと。
これまでNPO法人コンベンション静岡などが県立がんセンターと構築してきたネットワークと実績をベースに組み立てていくべきなのでしょう。
今回で3回目の勉強会&懇親会を経て、大分各議員メンバーも研鑚が積めたことと思います。東部地域全体のチャンスと捉え、具体的な政策提言につながるように、次回の企画立案をしていきます!
