先日の会派視察で豊後高田市の「昭和の町」を視察してきました。
かつては8商店街300店舗を数えたのが、郊外大型店の出店などにより衰退し、「商店街を歩くのは人よりも犬やネコばかり」と揶揄されるまでに。
そんな惨状をなんとかしようと、平成4年から様々な協議ななされ、最も元気だったS30年代を「まちの個性」としてアピールできればということになり、「昭和の町」をテーマに中心市街地の再生がスタート。
まちの中の拠点整備も行い、H14には旧農業倉庫を改修しての「昭和ロマン蔵」をオープン。



ボンネットバスもスクラップ状態からレストアして再生!

各商店も昔の看板や戸に直し、昭和のモノを3点以上ショウケースに入れて…



商店街の看板犬。やはり柴系ですね…

これは旧銀行を改修した「昭和の町展示館」。


こちらは、駄菓子屋の夢博物館。


こうした取り組みにより、H13年の観光客数2万5千人がH22年には33万人にまで拡大。時間がなく、じっくりとは見れませんでしたが、拠点施設も充実、商店街も笑顔溢れるおもてなしで、とにかくブラブラするのが楽しい!リピーター率も大変高いというのがうなずけます!
沼津の中心市街地は、同様に衰退の一途であるにも関わらず、有効な手段は打てていないのが現実であり、寂しい限りですが、今回の豊後高田市のコンセプトなどは沼津市街でも当てはまるものであり、ひとつの方向性としてトライしても良いのではないでしょうか!?