駿河湾から四国沖に延びるプレート境界の海溝「南海トラフ」で最大級の地震(マグニチュード9)が起きた場合、静岡や愛知など6都県23市区町村で、満潮時の津波が20メートルを超える恐れがあるとの推計を、内閣府の有識者会議が31日公表しましたが、その中で沼津市の最高津波高は13mとなっていました!
これまでの第3次想定では、4~6mとされていたので、倍以上の高さとなり、この最高値では現在の防潮堤では当然対処できません。
最悪の状態を想定しておくことがリスクマネージメントの基本でありますが、今後の地震・津波対策に大きな影響を与えることは間違えなく、各種事業などの見直しが急務となります。
そんな報道があった昨日、先般NVN&雄大による東北被災地支援研修の報告会が青少年センターにて行われました。
ツアーに参加した小学生、中学生、高校生、大学生たちが再度集い、それぞれに各被災地を巡っての感想、仮設住宅を訪問した際のお年寄りとの直接聞いた津波の恐ろしさなどの体験談を語ってくれました。
皆さんが異口同音に語っていたのが、テレビで観るのと、現場を観るのとの大きな違い。是非とも、ひとりでも多くの市民の皆さんに1年経っても復興が進んでいない悲惨な東北被災地を自分の目で確かめに行って頂き、各地域や団体での防災リーダーに成って頂くことが沼津市の防災力の底上げに繋がると思います。
NVNでは今後とも継続的な支援研修を実施予定とのこと、ご参加下さい!
(写真は加藤学園3年生の加藤君の報告の様子。NVNのメンバーでもあり、昨年3月以降何回も被災地を訪れています!)