下田市役所の庁舎を津波対策として海抜50mの高台へ移転することを決定したとの報道が昨日ありました。
先般の内閣府の有識者会議で最大津波高25mと発表されたことによる措置ですが、高台移転により、街中から市役所が消え、高齢者など車に乗らない人達にとっては大変不便をかけることにもなります。
また、下田の中心市街地の空洞化にも拍車を掛けるでしょう。
建設費はかさみますが、中心市街地のまま、高層化をして避難ビルとしての機能も持たせるような発想は出来ないものでしょうか??
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下田市役所、庁舎を高台へ 津波対策、海抜50m(2012/4/11 18:40)
内閣府の有識者検討会で「南海トラフ」の巨大地震に伴う想定最大津波高が25・3メートルと予測された下田市は11日、市庁舎を海抜約50メートルの高台に移転することを決めた。
現在、市役所庁舎があるのは下田港から北約700メートル、海抜2・5メートルの地域で、海抜約50メートルの同市敷根地区の公園内に移転する。11日に開かれた新庁舎建設を検討してきた委員会の後、渡辺優副市長は「高台に移転すれば、被災時の初動を迅速にできる」と話した。2017年度中の完成を目標に、具体的な計画の策定を始める。
下田市は、現庁舎の老朽化を受け、現在地か別の地域での建て替えを検討していた。