近年、高齢化の進展により、高齢者ドライバーの増加とともに、高齢者にかかわる事故も増加しています。
市民の方からも、車の運転には危険を感じるので、できれば運転をやめたいが、日常の足が無くなるのも困るとの声も多く頂くようになりました。
こうした状況下、衰退気味の公共交通のあり方が今後とても大事になるわけですが、その前に実態を調べてみると…
1、市内の運転免許保有者数と高齢ドライバーの占める割合及び傾向
平成24年3月31日現在の運転免許保有者数135,316人(男76,630人、女:58,686人)
平成24年3月31日現在の高齢(65歳以上)運転者数24,204人(男16,600人、女:7,604人) 17.89%
※高齢運転者の占める割合は、年々増加傾向にあります。(沼津警察署より)
2.市内交通事故件数と高齢者ドライバーが関係している割合、内容及び傾向
平成23年統計による人身交通事故件数:2,197件
うち高齢者事故件数:557件 25.35%
※平成19年~平成22年までは、年々増加傾向でしたが、平成23年は微減(ほぼ横ばい)でした。
歩行中では、道路横断中に事故にあうケースが全体の38%となっています。
車運転中では、追突が38%で1位、次が出会い頭事故で37%となっています。(交通のあらましより)
3.高齢ドライバーの運転免許自主返納の状況
平成23年中に免許を自主返納した65歳以上の高齢運転者は、311人でした。
平成23年度末での高齢運転者数24,204人と比較すると、約1.3%となります。
(続く…)