山形市の旧百貨店跡に10年前に公共機能も導入してオープンした「ナナビーンズ」を視察。

1階から3階が商業床、4階以上が公的機関の導入が図られています。

4階が起業者向けのオフィスを提供するインキュベートセンター、5階が交流フロアとして子育てランド、高齢者交流サロン、やまがた伝統こけし館を導入、賑わっていたのは高齢者交流サロンで、みなさん囲碁将棋に熱中。



6階の山形県美術館は、常設展示はなく、何らかの企画があった時のみ開館。

7階の学習空間は、学生向け自習スペース。

8階はスポーツプラザ21として、地元Jリーグサポーター向け店舗と法テラス山形。

1~3階の商業床は、特に特徴のある店舗は少なく、地元衣料品系のフツーの店舗がある程度。
ということで、10年経過しているものの、現状ではかなり無理して床を埋めている印象は否めず、これが地方都市での百貨店撤退後の実情かな~と感じました。このビルの公的部分への税金投入は年間1億円とのことですから、よりコンセプトを研究し、導入機能等リフレッシュを図ることも肝要でしょう!