沼津生まれ、日本ペンクラブ会長も務められ、沼津市名誉市民でもある芹沢光治良氏(1986-1993)の長編代表作である「人間の運命」全18巻が今月より2冊ずつ復刊されることになりました。
図書館には旧書が所蔵されており、自分も以前に読破しましたが、明治、大正、昭和の激動期における筆者の実体験を基に、幼少からの沼津での貧困生活、宗教との葛藤などから、その後の学業、病気療養、戦争など幅広いテーマが盛り込まれた大河小説であり、生きることの本質を読者に考えさせてくれる素晴らしい図書であると思います。
来年度は沼津文学祭が予定され、テーマはこの芹沢光治良氏であり、関連する講演会やイベントも計画中。
世間は受験真っ盛りのタイミングですが、これからの人生をしっかり考え、志を強固にして頂きたい高校生諸君には最適の作品だと思います!ちなみに、セット価格は、全18巻で32,400円なり!