今日は、川崎市の最新のゴミ焼却施設、王禅寺処理センターを視察してきました。このセンターの竣工は平成24年3月で、ストーカ式焼却炉150t×3炉を有し、工事費は土地の整地まで含めて約134億円。通常の燃焼温度は約900℃。収集対象人口は38万人。(川崎市は全部で4つの焼却場あり)
このセンターは最新設備だけあって、騒音、臭気対策が万全になされ、クリーンそのもの。従来のイメージとはかなり異なります。
炉の方式はスタンダードなストーカ式ですが、特質すべきは、燃焼エネルギーの再生による発電。具体的には、廃棄ガスの熱をボイラーで回収し、蒸気に変換してガスタービン発電を行っています。
この発電により7500kwhの電気が生まれ、センター内の電気2500kwhはすべて賄われており、余剰の5000kwhを売電していますが、これにより月に3000~4000万円の収入になっているとのこと!年間4~5億の収入は大きい!!
沼津市の焼却場も耐震性に問題があることなどから、本来平成27年度までには建て替えが必要であり、早期に新焼却場の建設に着手しなければなりませんが、その中には、今回のような再生エネルギーの最大限の活用を盛り込みたいと思います!

