沼津市の火災発生件数は、平成24年実績で建物火災39件、68棟であり、このうち全焼8、半焼8、部分焼16、ボヤ36となっています。
先日ご相談があったのが、2年前に火災により半焼した状態の家屋の処置について。焼失家屋の処分については、極力速やかに解体、処分を行うべきですが、特に法例等のしばりはなく、市内でもそのままの状態に放置されているケースがあります。
これは、実際に処分するには専門業者に頼んで解体をしてもらい、産業廃棄物としての処分が必要になることから、100万円単位の費用がかかることもひとつの要因だと思います。
火災保険等による負担があればよいのですが、保険に入ってなかった場合などはかなり重いと思います。
市では、一般処理廃棄物の範囲として、家財などの分別できる分については、クリーンセンターへの搬入を認めていますが、燃えてしまっているものはダメなど、かなり制約があり、実態としては出しにくい状態となっています。
これについてのガイドラインもなく、行政によって受け入れ体制もマチマチであることが判明したので、沼津市としての市民目線での見直しを現在要請中です。
困っている目の前の市民に手を差し伸べる行政であってほしいと思います!