市議会定例会も6月末で閉会となっておりますので、メルマガでは配信しましたが、今日はその報告を…
自分が一般質問で取り上げた「沼川新放水路の今後の取り組み」については、今回の県の新計画を千載一遇のチャンスと捉え、市長として1日も早い完成に向けて尽力していく、との答弁があり、議会側としても20年などという工期でなく、10年で完成させられるような工程を組める様、最大限サポートしていきたいと思います。
また、「障害者優先調達推進法への対応」については、沼津市は他市に比べ障害者施設からの物品、サービスの調達量が低めであることから、早期に各部署を集めての市役所内説明会を実施し、障害者施設の物品、サービス内容を周知し、可能な限り発注拡大となる方針策定を行うとの答弁でした。現在の平均月額工賃12,600円では障害を持っている皆さんの自立にはほど遠く、沼津市としての明確な成果を求めていきます。
この他、議案・委員会報告事項などのトピックスとしては、国家公務員の7.8%給与減額に併せ、市職員の給料減額も可決。1人年間11~39万円減で計3億7千万円、これを防災・減災対策の原資としていきます。
また、関心の高い新市民体育館の整備に向けて、基本構想案が報告されましたが、ポイントは以下の通り。
・現市民体育館、勤労者体育センター、香陵武道場の機能を統合する
・継承機能:メインアリーナ(バスケ4面)、サブアリーナ(2面)、武道場、弓道場、卓球場、トレーニング室、狭く少なく不評の駐車場は250台+大型バスへ
・新規機能:ランニングコース、ダンススタジオ、子どもトレーニング室、ランチルーム、防災機能など
・建設候補地=4案=A;現市営野球場、B;現香陵運動場、C;現市営球場に生涯スポーツ・健康づくり機能、愛鷹運動公園に競技スポーツ機能を分割移転、D;現市民体育館に生涯スポーツ・健康づくり機能、愛鷹運動公園に競技スポーツ機能を分割移転
上記導入機能については、現在のスポーツ&健康づくりニーズ等を考慮して概ね妥当かと思います。一方、建設候補地については、これまで自分としては、今後の高齢化社会も見据え、老若男女すべての市民が使いやすく、公共交通機関の利便性も含めたアクセス性の良さが大事であるとの認識から、中心市街地に隣接させるべきと強く主張してきました(含、中心市街地の回遊性の確保)。
この観点からは、施設の分散配置でないAまたはB案が妥当であると考えますが、これらケースでも、当然、市民球場が無くなる場合の野球の代替地や、香陵運動場が無くなる場合のグランドゴルフ、サッカーなどの代替地を考えていく必要性も生じてきます。現実的にはこれらも併行して充足させることは難しいかもしれませんが…
いずれにしても、本件につきましては、市民の皆さんの関心も高いと思いますので、是非ともご意見をお寄せ頂けましたら幸いです!