先ほど視察から帰ってきました。長崎、大村、北九州と、それぞれ収穫の多い視察だったと思いますが、一番印象に残ったのが、本題ではなかったものの、夕方1時間ほど歩いた小倉の街並み。ここは、駅の北側が海に隣接、南側に向けて中心市街地が拡がっています。その中心を紫川という狩野川よりやや小さい川が流れています。この川が大きく狩野川と異なるのは、増水による災害の危険性がない川のようで、いわゆる治水堤防がないため、街と一体化しており、また川を活かした整備がされていること。駅から10分ほど、この川べりを歩けば小倉城址のとなりの市庁舎に到着しますが、途中もバリアフリーに配慮した市民の散策コースとなっており、モダンな再開発ビルの1階は川を眺められるオープンカフェ。
川べりは親水公園のような整備もされ、休日は子どもたちで賑わいそうです。
また、この川べりの整備に併せ、隣接する商店街も車を排除した歩行者優先の視点での街づくりが行われており、適度なオープンスペースを持たせた空間整備は、トレンディな個店に併せて若い女性にも好評であろうと感じました。まさに、散歩したくなる街!ゆったりと時間の経過を楽しみたくなる街!川べり、小倉城公園、商店街を回遊したくなる街!疲れたらモノレールで駅までスムーズに戻ることも出来ます。
いいですねー、小倉!沼津市も駅、商店街、中央公園、狩野川に至るセントラルパーク構想を掲げていますが、点の整備でなく、面の整備を意識した一体のコンセプトが必要です。


