昨日、議員勉強会を行い、毎日新聞論説委員の人羅氏を迎え「地方議会改革について」と題し講話頂きました。その中で、「乾杯条例ブーム」が取り上げられ、昨年12月の京都市を皮切りに30自治体あまりで議員提案条例として制定されているとのこと。
ちなみに、京都市では「京都市清酒の普及の促進に関する条例」とし、ビールやシャンパンでなく清酒による乾杯の習慣を広めることで、日本文化への理解を深めることを目的に4条で構成。拘束力はなしとのことです。
同種の条例では、鹿児島の木野市が「本格焼酎」、北海道富良野市が「ワイン」、和歌山県田辺市が「梅酒」で行うとしており、地域特産品のPRにもつながっています。
人羅氏からは、これら条例のメリットとして、①議員提案条例の敷居を低くした、②ブランド競走ブームに沿っている、とされ、問題点としては、①説得力に欠ける安易なコピーだと問題、②嗜好にどこまで踏み込むかの議論、が挙げられました。
この程度の条例は事務的には簡素であり、沼津市においても即可能ではありますが、より肝心な政策課題の議論をさて置いてまでやるものでもなく、逆に、産業振興などとの深い政策連携の中でのひとつのツールと割り切るのであれば可かなとも思います。皆さんのご意見はいかがでしょうか??