大阪の橋本市長が大阪都構想の進捗が思わしくないことから、市長を辞職して選挙を行い、再度有権者の信を問うと表明し、物議をかもしていますが、読売新聞の配信によれば、これを評価しない人が6割に上るとのこと。
その理由として、「多額の費用をかけるのは税金の無駄遣い」が89%で最も多く、次いで「任期の途中で辞職するのは無責任」、「議会ともっと話し合うべきだ」が各78%だったそうです。
選挙費用は税金で賄われ、大阪市長選挙となれば数億円以上かかるわけですから、市民感情としては当然のことだと思います。
しかしながら、一方で、橋本市長としては、日本維新の会の設立も含め、この大阪都構想の実現が志であり、一歩も譲れないのも事実。政治家としての初志貫徹を図るため、議会、議員の抵抗勢力を打破するための戦術です。
結局、大義は何か、どこにあるのかが重要であり、その観点からは、多くの2重行政が存在するだろう大阪府と大阪市を整理、統合する都構想は、これ以上ない大胆な行政改革であり、人口減少社会を迎え、税収減少が加速していく中で、是非とも貫徹して頂きたい政策だと思います。
当然、それによる大幅な無駄の削減効果を考えれば、選挙も必要な民主主義、行政改革コスト。折れることなく突き進んで頂きたいと思います!