国会議員の議員年金について、完全廃止に向けて来年法案提出されることが報道されています。これにより、現職国会議員は以降、国民年金だけが受給されることになります(国会議員の在任期間分)。国民年金は現在保険料月額13580円、25年以上の資格期間がある人が65歳になった時から受け取れ、年額794500円となっています。もし収入がこの年金分だけだったら、絶対に生活できませんよね‥。一方、地方議員にも議員共済年金なるものがあります。受給資格は、在職12年以上、すなわち当選3回以上で、これに満たない場合は退職一時金として掛け金が返納されますが、例えば1期で終わった場合は掛け金納付分の56%となっています。現在の掛け金は月65000円、結構重い負担です。ちなみに、在職12年だった場合は、概算で年額約160万円かと思います(現状の報酬レベル前提)。国会議員の議員年金廃止自体は時代の流れかとも思いますが、議員のみを仕事としている場合、当然将来の金銭的バックアップが必要になり、新たな収入を得ることや蓄財に励むことを考える国会議員が出てくるのではないでしょうか。国家のためにしっかりと仕事をした方には、それなりの報酬(保障)があってもしかるべきかと思いますが‥いかがでしょうか??