沼津市肢体不自由児(者)を守る父母の会の総会に出席させて頂きました。会員数は約60名弱。会では親同士の情報交換や親睦を図ると共に、体に障がいがあり不自由な子どもたちの福祉増進が図られるよう尽力されています。
肢体不自由の子どもたちは重度障害のケースが多いことから、24時間体制での介護が必要であったり、大きく成長すると体重も増えていく中で、母親による身体介護は負担が重くなったり、また、長期的には、親亡きあとのサポート・生活体制の拡充の必要性など、多くの課題が見受けられます。
こうした中、会報紙によれば、島田市では、重度障害児を対象に、県内初となる自宅への看護師、保育士派遣し、保護者に代わって児童の見守りを行う事業を試行しだしたとのこと。この背景には、これまで子どもに関わる福祉、医療、教育が縦割り行政の中でバラバラであった状況から、「子ども部」を創設して1本化を図ったことが大きな推進力となったようです。
これらは、まさに政治・行政の仕事であり、沼津でも実現可能な手法であると言えます。あきらめることなく、一歩一歩の前進をサポートしていきたいと思います。