昨年の全国の空き家は820万戸となり、住宅総数に占める空き家率は13.5%になったとの報道がありました。5年前に比べて63万戸も増加。静岡県は16.3%で全国平均を上回っています。
今後も人口減少、高齢化で更に空き家が増加しいていくことが想定されますが、県では2011年から空き家バンクなどを設けて情報提供を行っています。
沼津市においては、従来より成長した子供たちが大学進学以降、首都圏および県外に住むこととなるケースが多いことから、親世代のみが残されている世帯が多いのが特徴であり、このことから、特に高齢者ひとりのみで生活している世帯はなんと6000世帯もあります!
こうした世帯では、施設入所した場合や亡くなった場合の後の手立てが大変なことから、空き家として放置されることが多いのが実態。また、建物の老朽化などで解体をしようと考えても、更地状態にすることで固定資産税が大幅にアップすることなどから、解体に躊躇しているケースも少なくないと思います。
このような現状に対し、実際に周辺の住宅に被害を及ぼすようなケースもあることから、より対処しやすいような補助制度や、更地後の固定資産税の期限付き課税猶予などの対策が必要であり、国も検討中の新制度の内容を見据えながら、早期対応が必要と考えます!