先日の木曜日、大岡運動場の外周路に、地元の平成建設が製作して頂いた木製のベンチが設置され、管理者である沼津市に贈呈されました。
そもそもこの話は、大岡公園&運動場を毎日利用していたお年寄りのおばあちゃんたちから寄せられた要望からスタートしました。
おばあちゃんたちは…大岡運動場の整備に伴い、強固なネットが設置され、これまでのように自由にグラウンド内に入れず、横断も出来なくなった中で、外周路を散歩するしかなくなり、その場合、外周は430mあることから、一気に歩くには疲れてしまい、散歩するのを諦めざるを得ないことから、なんとか、外周路に一時休めるベンチの設置が出来ないか…との要望を寄せて頂いたのです。
お年寄りの皆さんが健康長寿でいて頂けることは重要な政策課題であり、そのためには、外出機会を創出しての体力づくりと、精神衛生上、友人とのおしゃべりなどでコミュニケーションを取って頂くことが肝要。
しかしながら、市役所当局に頼んでも、予算取りが必要、時間も下さい…と言われてしまうことは明白なことから、思い切って、大岡運動場に近い平成建設にお願いしてみることにしました。
趣旨を説明すると、社長室長のYさんは、「近々、大学生のインターンシップがやってくるので、その際に廃材を利用して作らせましょう!」との快諾を頂きました。この決断力とスピード感が市役所にも欲しい…!
2回のインターンシップで10数名の学生が職人さんの指導を受けながら製作したベンチは計5つ。どれも廃材を利用、座面には古民家で使われていたであろう梁の木が採用され、とても芸術的な、もったいないぐらいのベンチが完成!(あまりに素晴らしいので、盗難が心配…)
昨日の贈呈の際には、ご意見を頂いたおばあちゃんたちも駆けつけ、その座り心地を確認、哀愁漂う古民家の梁で作られたベンチに感動され、平成建設さんには深い感謝の意を述べられていました。「これでまた、大岡公園に毎日通える…」 是非、健康長寿お願い致します!
以下はインターン学生たちが製作中の際の様子…素晴らしい仕事をしてくれて感謝!!