本日より、9月定例議会の一般質問が始まります。自分は大きくは以下2テーマについて市長、当局の政治姿勢を問います。
1、沼津市まち・ひと・しごと創生総合戦略について
2、鉄道高架・区画整理事業で当面利用予定のない事業用地の有効活用について
上記1項は、人口急減・超高齢化という大きな課題に対し、各地域がそれぞれの特徴を活かした自律的で持続的な社会を創生できる様、政府が決定した「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の沼津版を市が策定。政府は目標達成時期を平成32年とし、基本的な考え方を①東京一極集中是正、②若い世代の就労・結婚・子育ての希望実現、③地域特性に即しての課題解決としています。
沼津市は、本戦略により2019年時点で、1、安定した雇用=事業所1万、従業員11万人確保、2、沼津への新たな人の流れをつくる=転出超過をゼロ、観光客年間360万人を500万人へ、3、若い世代の希望かなえる=出生数1200人、子育て世帯18000世帯確保などを掲げ、国立人口問題研究所の沼津市推計人口=2060年10万3千人を14万3千人に止めたいとしていますが…その実現性や課題について質します。
上記2項は、鉄道高架事業に関連し、皆様も多くの先行取得した事業用地(空き地)を目にされていると思いますが、実際に工事が始まる迄には、まだまだ何年もの時間を要する箇所もあります。
これまで、市は、このような事業目的のある用地の利活用については、ごく短期の一時的利用以外は法的な縛りもあり、全く認めてきませんでしたが、市民感情からは誠にもったいないと感じてしまいます。今回の国の総合戦略における規制改革の動きにも合わせ、是非柔軟な利活用が出来るよう迫りたいと思います。
自分としては、これら有効活用により、市としての収入を得ること、景観の向上を図ること、市民生活に対し何らかの便益を与えられること、更には、鉄道高架事業への期待感や理解を深めるPR的要素を盛り込むこと、などが肝要と考えています。
具体的には、民間への駐車場や各種資機材の保管場所としての貸出し、市民に人気のある家庭菜園や景観に配慮した花畑化、子育て世代に沼津は足りないと言われている子どものための遊び広場化、更には、一般広告物または鉄道高架関連PR宣材物の掲示など、様々なアイデアが考えられると思います。