東名愛鷹スマートICから1分、ウェルサンピアの北側に隣接する新しいコンセプトでの155戸の宅地開発=あしたかファームビレッジの開発作業に向けて、昨年来、埋蔵文化財調査が進められていますが、その中で、次々と遺跡、遺構、遺物などの出土品が見つかっています。
これらの文化財価値については現時点で不明ですが、一方で、民間事業者の開発としては、当然大きな時間的ロスや過大な費用負担が発生することにもなります。
当然ビジネスでやっているわけですから、一般的に、調査で数か月にも延伸し、費用も数千万円もかかるようなら、事業として断念してしまうこともあり得ると思います。
これに対して、出土品の価値はいかほどのものなのか?
日本の将来に向け、地方創生は必須であり、その中で最も大事な人口増加策が阻害されることとの利害得失は政治的に判断されるべきではないかとも思います。
文部科学省からも平成10年に「埋蔵文化財の保護と発掘調査の円滑化等について」として通知が出されていますが、これにおいても、埋蔵文化財の保護と開発事業との適切な調整、発掘調査の迅速化、費用負担の明確化が指摘されています。
沼津市においても、度重なる発掘調査の弊害を民間事業者にしわ寄せさせないマネージメント体制の強化を要望します。



