先週、平成29年度新年度予算案の内示が行われました。9日の静岡新聞1面に「沼津高架へ市長かじ ~検証費用計上せず」との記事が掲載されていましたが、予算案についても、これまでと同等の約15億円が計上されており、あれだけ市長が固執していた事業検証のための有識者会議の予算はなし!「賛成、反対でもない」と散々喧伝していた変心は何なのか?
先の12月議会では、自分が一般質問でこれについて取り上げたばかりで、自分の質問ポイント、市長の答弁は以下の通りでした。
①事業検証の必要性について
加藤)県が6年の年月と多大な費用(約2億円)をかけて有識者、賛成・反対派を交えて検証作業を行い、その結果、事業推進となっている。独自に検証する新しい切り口があるのか?
⇒(市長)政策を考えてくれている仲間で進め方を考え中、早急に明確化する。
②自由通路・橋上駅について
加藤)選挙で安価な自由通路、橋上駅でも効果は十分と主張する団体が市長を支援。市長自身はどうなのか?
⇒(市長)鉄道高架でなくても十分との意見ある。橋上駅と自由通路の可能性も検証する。
加藤)南北通路は具体的検討を既に行いこれ以上検証することはない(6案、事業費17~27億円)。橋上駅も土地買収、設計、国・県との折衝、補助金獲得、都市計画決定などゼロから様々な行程、時間、労力かかる。それでも本当に検証するのか?
⇒(市長)橋上駅を前提に進めるのは確かに難しいと思うが可能性は検証する。
内示会では、突然、検証作業もせずに事業推進としたことの経緯や考え方の説明は一切なく、体調不良から議員から質問をする時間もありませんでした。来週17日(金)の新年度施政方針で明確な納得できる説明が必要であり、これがなければ議会軽視はもとより、市民、有権者に対し大変失礼な話だと思います。議員として、厳しい姿勢で臨んでいくことになりそうです!