昨日、自分が委員長を務める建設水道委員会の特定調査事項のテーマについて事務局などと議論しました。これは、委員会の所管である都市計画、市街地開発、都市緑化&公園、市営住宅、道路&河川、上下水道などにおいて、1年間委員会として調査研究を進め、市に提言を行うためのテーマ設定。
候補として自分と事務局で列挙したのは;①橋梁の長寿命化・耐震化、②市営住宅の整備、③河川の護岸改修、④下水道計画区域の見直し、⑤リノベーションまちづくり、⑥公園の利活用、の6項目。
この中から、②市営住宅、⑤リノベーション、⑥公園の各項目は、どれも既存インフラをベースにしての利活用に関することであるため、これらを統合して“公共施設&空間のリノベーション”をテーマとすることに決定。
(※リノベーション=古い部分の補修や内外装の変更にとどまるリフォームに対し増築・改築や建物の用途変更など資産価値を高めるための大規模改造をさす)
人口減少社会において、いかに新規投資を抑え、既存インフラを活用していくかは今後の行政運営の大きな鍵。沼津市の庁舎、学校施設は計350施設、833棟(内、市営住宅約2000戸)、公園は148箇所に上りますが、老朽化により更新時期が迫っているものが多く、如何に市民にとって有用な機能性を保たせるかが知恵と手腕の見せ所だと考えます。
なお、この後、国土交通省から派遣されている新屋副市長と本件について意見交換。新屋氏は国交省の街路交通施設の企画専門官だったことから、都市計画における道路空間や公共スペース利活用に向けての規制緩和など詳しく、全国の先進取組事例を紹介頂いたことから、これらも含めた研究を進めていくことにしました。
今回の機会を捉え、市民の皆さんがアッと驚くような、そして全国にアピールできるような沼津市独自のプランを構築していきたいと思います。