先日、定例議会が告示され議案書などが配布されました。今議会は平成30年度予算の審査が大きな課題。
予算資料冒頭では、「市民とともに歩むまちづくりを更に推進し世界一元気な沼津を実現する取り組みを加速させるため必要な経費を盛り込んだ」とされていますが、内容は、いつも議員から指摘されるように、何で、どうしたら世界一になるのか、具体的なストーリーはなく不明なまま…。
しかしながら、全般的には着実に、堅実に市政運営を進めていく内容であるとの印象は感じました。
予算全体では大変多くの事業があるため、新規&特徴的なもののみを挙げると…
・鉄道高架事業の前提となる原の新貨物基地用地取得に関し、これまでの任意買収一辺倒から強制力を伴う土地収用法の調査費用を計上(5500万円、用地買収費は別に10億9千万)。
・原地区「道の駅」整備の検討費用(150万円)
・高尾山古墳による沼津南一色線道路改良工事の検討費用(1億1700万)
・岡宮北土地区画整理事業の建物移転、道路・区画整備(12億1千万)
・香陵公園(新体育館)整備事業:事業者募集、河川付け替え(9935万円)
・起業支援の「沼津チャレンジオフィス」設置(1700万)
・市長が市内6ブロックで行う意見交換会など市長戦略推進事業(1000万)
・小中学校の特別教室(音楽・図書)へのエアコン整備(3055万円)
・門池小校舎&金中体育館整備(5億5千万)
・全国高校総体での沼津市内相撲競技開催(2000万)
・こども医療費18歳以下助成事業(8億5千万)
・保育料給付および認定こども園など施設整備(30億8500万)
・障がいのある人の自立支援介護・訓練等給付(33億円)
この予算以外の議案では、先の市長による葬儀での献花問題(公職選挙法違反)に鑑み、市長給与を100分の30(=30%)減額する案が提出されています。市長給与は、そもそも公約で50%カットされていたのに加え、昨年の12月議会で自身の後援会活動における公私混同問題から10%追加削減しており、今回の30%減追加で給与の残りは10%、約10万円となるそうです(但し3~5月迄)。本議案は総務委員会で審査されますが、先回も様々な議論があったことから各議員の対応が注目されます(自分は建設水道委員会)。