今日11時過ぎに外出先へ知人より連絡があり、大沼市長がご逝去されたことを伝えられ、我が耳を疑いました。
昨年の小脳出血での入院、加療して退院されて以降、市長の体調が気になり、会う度に「どうですか?お元気ですか?」と声をかけさせて頂いていましたが、まさかこんな結果になるとは…志半ばでさぞ無念なことと思います。
実は、大沼氏とは選挙に出馬する1年くらい前より、先方から連絡があって会いたいと言われ、市内の喫茶店にて初めて顔を合わせました。
初対面の自分の前で、先に来ていた大沼氏はランチのハヤシライスだったかと思いますが、急いでがさつに口に運ぶ姿は今でも記憶に残っています。
彼が会いたいと言ってきた理由は、まさに沼津市の最大の懸案事項である鉄道高架事業について、推進の立場である私の考え方を聞きたいというもの。当時の大沼氏は、以前に同級生の方が高架反対で市長選挙に出馬した際に手伝い、HPの文章なども作成したような経緯から、事業に対し懐疑的でした。
私からは、自分で事業内容を市民にわかりやすく説明するために作成したチラシを手渡し、懇切丁寧に説明させて頂きましたが、特に財政面において納得はされませんでした…
その後、大沼氏はセールタウン沼津のメンバーでもあったことから何度かお会いする機会もありましたが、突然市長選挙に出馬することを決意されたと聞き、ビックリ!そして、見事当選された後の顛末は、皆様ご存知の通りです…。
政策面はさて置き、お人柄はとても気さくで、常に笑顔があり、市民の皆さんへの接し方として自分も見習わなければならないと感じていました…どうであれ、意を決して沼津のために立ち上がったその勇気に深く敬意を表すると共に、心から、ご冥福をお祈り致します。