新型コロナウィルスに関し、いよいよ政府より緊急事態宣言が発令されることとなりました。静岡県は対象外ですが、今後最悪の事態を想定しての先手対応が県政に求められます。
ここで、静岡県のコロナ感染対応や課題などについて改めて整理してみます。現時点、これまでの県内感染検査者は約600名で、このうち感染者数は19名となりましたが、幸いにも重症者は出ていません。
【コロナ感染症疑いの場合のプロセス】
① 感染症の疑い(=風邪症状や37.5℃以上発熱4日以上、強いだるさ、息苦しさ)ある場合の対応⇒県内9保健所の相談センターへ電話相談(東部保健所090-7038-4727)
② 保健所が指定する感染症指定医療機関(県内10病院)にて診察、PCR検査
③ 症状により陽性の人は入院措置
※コロナ陽性であっても、その8割は軽症で約1週間で自然治癒。残りの2割が重症でそのうち5%程度が集中治療室となっています。
【静岡県の感染者対応課題】
・県内感染症指定医療機関は10病院、計46床しかない。県東部では、富士市立中央病院6床、裾野赤十字病院6床、国際医療福祉大学熱海病院4床、下田メディカルセンター4床のみ。
・感染症病床に指定する要件は、個室で室内にトイレ、シャワー完備、空調が独立排気可能なことなどが必要。
・今後の拡大に備え、県では全病院に感染症対応病室を準備出来ないか照会し、今のところ40程度増床可能の見通し。
・上記に加え、東京都などと同様にホテル等での軽症者受入れを考えていくとのこと、これについては早急に関係団体等に要請して確保する様に要望しました。(但し極力市街地でなく郊外立地の施設が望ましい)
【首都圏等での緊急事態宣言への対応】
・県内からの首都圏への移動制限、逆に流入制限等を要請する可能性あり(今後詳細検討)。
【医療機関向マスク対応】
・国より第1次7万枚、第2次40万枚支給済、間もなく第3次支給見込み。
今後、国の感染、生活、経済支援対策強化に併せ、県政での即応が鍵になると思いますので尽力して参ります!
以上
