今日は公営企業会計の委員会審査。一番市民生活に身近な市立病院のH18年度予算も審議されました。その中で、「地域支援病院」の認定に向けての取り組みが他の委員より質問されました。これは、簡単に言えば、地域ごとの「かかりつけ医」を推進し、軽度の診察は「かかりつけ医」にまかせ、そこで対処できない場合には紹介状をもらって市立病院で更なる高度医療を受けるというもの。これにより、市立病院としては、効率性のアップやひとりあたりの診療時間の延長が計られるなど、市民サービスの向上にもつながります。この認定は県知事により行われますが、紹介率の実績基準などのハードルがあり、今後早期の認定を目指しているようです。一方で、診療報酬の引き下げもあり、経営環境は厳しく、また累積赤字も22億円余りとなっていることから、「地域支援病院」としてランクアップし、高度医療に特化することで、経営改善が必要なのだと思います。また、近隣の市町には市立病院はなく、広域的な役割もしっかりと担っている面もあり、是非がんばって頂きたいと思います。