花王「脱プラ」は素晴らしい！

海洋プラスチック問題の深刻化に伴い、脱プラスチックが社会的課題ですが、そこに大きな効力を発揮するのが大量のプラスチック製品を作り、使用している大企業の動向。そんな中で、この花王の取組は素晴らしい！是非、消費者として応援したいと思います。

（日経より一部抜粋）

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花王「脱プラ」本気の顔　容器戦略もはや経営の根幹

花王の代表取締役社長が8年半ぶりに交代した。1月1日付で長谷部佳宏社長が就任。昨年末に発表した新たな中期経営計画では、業績の長期目標などに加えて、ESG経営への取り組みを強化し、持続可能な社会をけん引する企業を目指すことを明確に打ち出した。製品にプラスチックを大量に使用するビジネスモデルだからこそ、「脱プラスチック」への注力が欠かせない。

花王が2020年4月に米国で発売したシャンプー「MyKirei by KAO」の容器は一風変わっている。質感はパリパリとして、メタリックの風船を触っているかのよう。持ってみると驚くほど軽いが、簡単には倒れない。桃色のパッケージの外側を一周するように「空気の骨組み」が入っているからだ。この浮輪のような構造のおかげで、従来の商品と比べてプラスチック使用量を約半分まで減らせた。

同じパッケージでコンディショナーやハンドソープも展開しており、米国の通販サイトでは購入者の8割以上が5点満点中4点以上の高評価を下す。「ボトルがユニークで、プラスチックごみを減らせるのがとても気に入った」と好意的な声が多い。大谷純子ESG広報担当部長は「環境に配慮した商品を普及させるには、使いやすいさだけでなく、楽しさや見た目の魅力も重要になる」と話す。